「めぐみのことば」 (1/17) をアップしました2016年01月31日

めぐみのことば

惜しみなく注ぐ愛(マルコ14:3~9)山脇正子師

主イエスが、ベタニヤの重い皮膚病シモンの家の食卓についておられた時のことでした。ひとりの女が、非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、こわし、香油を主イエスの頭に注ぎかけました。ナルドの香油は、遠いインドから運ばれてきた、高価な香油であると言われています。何とそれは、300デナリ、1年分の労賃に値するほどの香油だったのです。その壺をわり、主イエスの頭に注ぎかけたのです。
愛は、「むだ」をします。愛は、バカなことをします。愛は、すべてを捧げます。愛は、計算をしません。周りの者たちは「なんのために香油をこんなにむだにするのか」と、憤りました。そして、女をきびしくとがめたのです。
その時、主イエスは「するままにさせておきなさい。…わたしによい事をしてくれたのだ」と語られました。愛は、「よい事」をします。それは、美しいこと、最善なことをすることなのです。
しかも愛は、「時を」わきまえます。この女は、まもなく十字架にかかられる主イエスのために、からだに香油を注いで、葬りの用意をしたと言われました。弟子たちは、主イエスの最後の時が刻々と近づいていましたのに、時をわきまえるどころか、とんちんかんな発言、行動をしていたのです。しかし、この女はできる限りのことをしたのです。
最も「むだ」をなさったお方は、どなたでしょうか。「神はそのひとり子を賜わったほどに…」と、神ご自身であり、「主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった」と、主イエスご自身なのです。惜しみない愛を、私たちの救いのために注いでくださいました。
この女は、始めから終わりまで無言です。しかし、香油の香りは、部屋いっぱいに満ちました。福音宣教は、むだをする人がいて前進しました。私たちも、そのひとりとさせていただきたいものです。