「めぐみのことば」(12/6) をアップしました2015年12月20日

めぐみのことば

「神は愛です」(ヨハネ3:16) 山脇望師

主イエスの降誕を喜び、感謝し、お祝いする「クリスマス」の時を迎えました。西暦の呼び方がBCからADに変わる出来事であるということは、人類の歴史の中に大きな働きをしていることをあかししています。それは、単なる人類という表現で語られるということは、「ひとりの人」の人生、歩み、内容、本質を大きく変えた事から始まる出来事です。 クリスマス、それはひとり子を賜る出来事です。まさに、イエスとなってこの世に生まれ、ご自身のすべてを与えました。それは、ご自身のものを手放した、すなわち捨てたのです。それが、十字架において「わが神、わが神どうしてお見捨てになったのですか」の叫びとなりました。
医師によって脳死と診断された少年の臓器を、それを必要としている患者の方々に提供された、と報ぜられました。臓器を提供された人々は、それによって生きるようになりました。どんなにありがたいことかと、実感していることでしょう。神は、臓器ではなく「ひとり子」です。実に、すべてといってよい出来事です。臓器を必要とする人が、自分の力でそれを得ようとしたらどうでしょう。現在、日本ではできませんから、外国に道を探さなくてはなりません。多大の費用がかかります。誰でもできることではなく、財的に余裕のある一部の人です。
ところが、「すべての民に与えられる大きな喜び」なのです。イエスの誕生の知らせを受けたのは、羊飼いたちです。社会的立場のない、市民権もない、区別され、差別されている彼らに「あなた方に知らせる」と語られます。東の博士たち、はるかかなたの異邦人です。そして、それを語るだけではなく、ご自身は、家畜小屋の飼い葉桶に身を置くのです。貧しく卑しい姿の光景以外ではありません。
飼い葉桶のイエスに神の救い、神の愛、神の真実、神の知恵を読み取る人は幸いです。その人こそ、大きな喜びを、私の喜びとして生きることができます。