「めぐみのことば」(6/14) をアップしました2015年06月20日

めぐみのことば

「あなたこそ生ける神の子キリスト」(マタイ16:13~20) 山脇正子師

主イエスの「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」と、神のおとずれを伝え始められた公生涯は3年間、最後はすべての人の救いのために十字架にかかられました。この記事は、公生涯の2年が過ぎ、分水領であり、峠の頂上です。ある牧師は、今までの2年は「ガリラヤの春」、これからの1年は「十字架への道」であると言いました。
この頂上の出来事は、ガリラヤ地方から40㎞、ヨルダン川の源流、緑豊かで、水がこんこんと湧き出ているピリポ・カイザリヤ地方でのことです。群衆から弟子たちを引き離し、主イエスは対峙され、弟子たちに、2つの質問をされました。
1つの質問は、「人々は、人の子をだれというか」でした。この質問に、弟子たちは答えます。バプテスマのヨハネは、すでに殺されていたのですが、甦った「バプテスマのヨハネ」と言っていると。なお、預言者中最高の人「見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす」(マラキ4:5)と、約束された「エリヤ」であると。そして、来るべき救い主の先駆者「エレミヤ」、或いは「預言者のひとり」であると。
そこで、2つ目の質問を弟子たちにします。「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」と。この質問に弟子たちは、一瞬沈黙し、心の中でそれぞれ自問自答していたのではないでしょうか。そしてペテロが「あなたこそ、生ける神の子キリストです」「油注がれた救い主です」と、答えました。
すると主イエスは、「あなたにこの事をあらわしたのは、血肉ではなく、天にいますわたしの父である。…あなたはペテロ…わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう」と。この信仰告白を土台として教会を建て、「あなたに天国のかぎを授けよう」と語られました。人々が神の国に入るために門を開く役目、神の家の管理人です。私たちも私たちの教会も、天国の鍵を預かっています。