「福音の風」  牧師 小林 光生2016年11月06日

 しばらく前に、子ども向きの「からだの中の探検旅行」という本を読んだ。
(狩野和夫著 いのちのことば社)
 「人のからだって、どれくらいの数の細胞からできているのかしら?」
「そうだね、全部数えた人はだれもいないけれど、だいたい、二百種類の異なった形の細胞が、全部で六十兆個くらいはあるそうだよ」
「そんな数って、見当もつかないわ!」
「六十兆という数は、ぼくたちの住む銀河系が、六百個集まった数になるそうだ」
 細胞とは、生命の小さな宇宙ともいわれている。小さな細胞も神が創造された宇宙と同じような神秘な世界をもっているのだ。
 血液の循環を発見したのは17世紀のイギリス人だそうだが、モーセは三千年以上も前に「肉のいのちは血の中にある」と言っている。
「血液って、どれくらいのスピードでからだの中を回っているの?」
「寝ている間は、一分間に一度心臓から出て心臓に戻っているんだ。でも昼間運動するときは八秒から十秒くらいで一回りしちゃうんだ」
 神は人を神秘に満ちたものとして造られた。創世記には、神が人間を創造されたときに「その鼻にいのちの息を吹き込まれた」とある。このいのちの息を頂いた者としての歩みが期待されているのだ。