「福音の風」  牧師 小林 光生2017年03月06日

 日本人横綱が誕生して、テレビニュースで化粧まわしが披露されていた。「あの化粧まわしはどのくらいの値段なのか」と思い調べてみた。十両以上の力士が本場所で行う土俵入りの際に着用する化粧まわしの値段は、安いものだと100万円、高いものだと1000万円以上するものもあるそうだ。
 今日の礼拝説教の聖書箇所は、お金について書かれてある。具体的には主イエスが群衆の献金する様子をじっと見られた場面が登場する。「イエス様は、献金する人々を観察されている」と言っていいだろうか。
 金持ちは、当時ラッパ状のさいせん箱に「ジャラジャラ」と景気よく音をたてて献金したのだ。そこに貧しい未亡人がレプタ2枚を献げた。私の計算では、150円ほどになる。
 そのささげものを主イエスは目に留められ、評価されたのだ。「あの女性は生活費全部をささげた」と言われた。
 この<生活費>とは、ギリシャ語では<ビオス>で「生活、いのち」を意味し、それが生活手段を意味するのだ。この女性はいわば生活そのもの、いのちそのものをささげたのだ。十字架を前にした出来事で、主イエスが私たちのためにいのちを投げ出してくださった出来事のさきがけであったのではないか。
 私たちのお金、いのち、生活はもともと神からのプレゼントであり、神から預かっているのである。