「福音の風」  牧師 小林 和子2016年06月19日

御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み…
第2テモテ4章2節

 私の母の再婚した義父は厳しい人でした。
門限は7時です、消灯は8時、おこづかいの使い方や中学になるとバイトにも出かけて働きました。
お酒を飲まない時は子どもを大事にして色々と工夫をしてくれるまじめな人なのです。
自分の家の家訓を「自分は?」と決めて掲げてみたり、毎月家族の前で学校であったことや学んだことを発表させたり、妹たちと合唱をさせたり、家族新聞を作らせたりと楽しむことも好きな人でした。
しかし飲み過ぎると乱暴を働いたり、特に母にです。私たちにも、くどくどと難癖を付けて嫌われるようなことをするのです。
私は子どもながらもこの父の行動に失望しお酒を飲むような人とは結婚したくないと思うほどでした。
 中学の時に信仰を持って自分の中にある罪を赦していただいたとき、私も父を赦そう、また自分の高慢を示されて、父にそれまでの「親不孝なあり方をごめんなさい」父を憎いとさえ思っていたことをお詫びいたしました。
ある時、そんなに教会が好きなら出て行けと言われて、泣きながら教会に行ったことを思い出します。
 運転手で不規則な生活や飲酒で胃を病み、信仰にはかたくなな父でしたが、夜眠れないからと賛美歌を聴き、68歳で亡くなるとき、ベットにヨコになっている父の耳元で「天国に行ってね」と言いますと涙を浮かべていたように思えました。