「福音の風」(10/29) をアップしました。2017年11月04日

「福音の風」 小林光生牧師

 アニメ・マンガ・ゲームなどはサブカルチャーと呼ばれる。サブとは「補欠」というような意味であろうが、現在、若者にとってアニメ文化などは、補欠でなくて「主役」となっている。
 高橋優子という大学でキリスト教学を教えている方が、生徒たちにアニメやマンガなどと聖書とのかかわりを教えておられる。
 それらの内容が『ポップカルチャーを哲学する 福音の文脈化に向けて』という本になり、読んでみた。知らないアニメなども多いが、映画などで見たものもある。私もテレビで見たことのある『千と千尋の神隠し』という映画を取り上げておられる。日本歴代興業収入第一位を誇る作品であり、今の大学一年生に知らないものはいないそうだ。八百万(やおよろず)の領域に入り込んでしまった主人公の話で、決してキリスト信仰者として薦められる内容ではない。
 「湯ばーば」という魔女が相手を支配する方法がある。それは相手の名前を奪ってしまうことである。色々なことを通じて自分の名前を取り戻すことによって、八百万(やおよろず)の世界から、自分の世界に戻ることができるのだ。
 内容そのものはともかく、自分自身の名前を取り戻すという点においては福音につながるところもあるのではないかと思う。
 今日の礼拝箇所ではモーセが神に向かって「あなたの名を教えてください」という場面である。