「福音の風」(12/23) をアップしました2018年12月23日

 東から来た異邦人である博士たちが、「ユダヤ人の王としてお生まれになったかたはどこにおられますか」と尋ねてきた。これがマタイによる福音書のクリスマスの特色である。
 まず「だれが王なのか」が問われている。当時エルサレムをはじめユダヤを治めていたのはヘロデ大王であった。この地上の王ではなくて、「全ての民の王」としてイエス・キリストは誕生されたのに、ヘロデは自分の王位が脅かされるとしてイエスの誕生を恐れた。
 次に東方から来た博士たちを導いた星である。
「その星を見た」とは原語では「彼の星」となり「ユダヤ人の王としてお生まれになっ方」の星である。彼らは星占いのエキスパート(専門家)であったのではないか。
彼らが主イエスを礼拝し、いわば商売道具であったと思われる、黄金、乳香、没薬をささげてしまったのである。
これは、今まで「星占い」ではなくて、別の道を歩んだのではないかと連想させるできごとである。
 「星占い」を私たちの導きとしてはならない。聖書というはっきりとして約束と導きが与えられているからである。
 最後に、主イエスにお会いするクリスマスは、献げる時であったということだ。「黄金」は王としての救い主を意味する。「乳香」は礼拝でのささげもの、「没薬」はキリストの十字架による死の後に用いられた。いずれも「香り」を伴い、キリストの生涯を表しているのだ。