「福音の風」(2019/5/26) をアップしました2019年05月26日

 小林和子牧師が説教している「詩篇」また今日お話しする「ヨブ記」はいわば聖書の中での文学書である。
 この中には色々な特色があるものが登場する。先日、教会の通読表では「箴言」であった。この箴言の「箴」とはあの「鍼灸」の「鍼(はり)」を意味するものだと言われている。昔は金属ではなくて、竹製であったので「箴」という訳だ。
 また雅歌は、恋愛の歌とも思われるが、これがイスラエルと神との関係を表すということで、旧約聖書の正典の中に入れたである。
文学書の特色は歴史的なできごとを背景にして、その出来事そのものをかくのではなくて、歌や格言や物語となって出てくる。日本の短歌、俳句、川柳でも生活を背景にして独特の世界を見せてくれて楽しい。
今日の登場人物は、ヨブ、神の子たちとサタンである。何と、神とサタンとの会話が出てくる。このようないわば舞台設定は、ヨブ記独特のものである。
神は「あのヨブのような信仰を見よ」といわれるとサタンは答える。「なーに、ヨブは御利益をもらっているから信じているだけですよ」と答える。この対話からヨブ記は始まる。
 その後、すべてをなくしたヨブであったが「主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな」と叫ぶのであった。歴史的な枠組みを超えて私たちに語りかけるメッセージを受けてとめていきたい。