「福音の風」(4/29) をアップしました2018年04月29日

「白鳥の歌」という表現がある。これは、白鳥が死ぬ際に歌を歌うという言い伝えに由来するそうである。その時の声が最も美しいという言い伝えから、「ある人が最後に作った詩歌や曲、また、生前最後の演奏などを指す」という。
 今日の説教は旧約聖書の申命記からである。この申命記はモーセが死を前にした時の最後の説教である。いわばモーセが語る「白鳥の歌」とも表現出来るかもしれない。「聞きなさい。イスラエル。わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したものである・・。」
 そうしてこのモーセの説教はカナンの地に入る「次世代」のためのメッセージである。祝福、恵みは受け継がれていかなければならない。
「わたしを愛し、わたしの戒めを守るものには恵みを施して千代(せんだい) に至るであろう」神の恵みは、イスラエルの民の罪にもかかわらず、ずーっと続くものであり、千代まで続くのである。恵みの契約を神様の方から「もうだめだ」と言われることはないのである。だからと言って、さばきが全くないというのではない。「わたしを憎むものには、父の罪を子に報いて三、四世代に及ぼし」ともある。
「イスラエルよ 聞け」モーセの遺言説教として、
白鳥の歌メッセージとして聞き取っていきたい。