礼拝説教「イエスの弟子となった取税人」2020年08月02日

「さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。」(マタイ9章9節)

今日は取税人マタイが、主イエスの弟子となる場面です。もともとは「レビ」という名前でユダヤ人です。当時ユダヤ社会で取税人の評価は最低で、罪人同様の扱いを受けていたのです。
この福音書本文には,マタイ自身が書いたのはマタイだとは書いていません。しかし,古代教会の証言は 12 使徒の 1 人マタイを著者とすることで一致しているのです。この福音書は「マタイの」という表題がつけられて、教会の中で読みつがれていったのです。
ここで三つのことに注目したいのです。
1.主イエスがマタイが収税所に座っているのを「ごらんになった」ということ。
2.主イエスはマタイに目をとめられるだけでなくて、マタイに声をかけられたということ。
ペテロは漁師をやめて従っても、後でもとに戻って漁師にもなれたでしょう。しかし、ローマ帝国の役人となっていたマタイはそうはいかないのです。
3.マタイが、主イエスの語りかけ(命令に近い)に答えて立ち上がったということ。
この後で、マタイは自分の家で、祝会というか食事会を始めたのです。ルカによる福音書では「そこでレビは(マタイ)は自分の家でイエスのために大ぶるまいをした」ということが記されています。
このマタイはどのような人物になったでしょうか。福音書の中でも新約聖書の中でもよくわからないのです。
私たちはこの福音書そのものに、マタイがどのような人物となっていったかを尋ね読むことができるのではないでしょうか。
そのうちの幾つかを尋ねてみてみましょう。