礼拝説教「イスラエル人はすべて救われるであろう」2021年09月12日

「きょうだいたち、あなたがたにこの秘義をぜひ知っておいて ほしい。・・・イスラエルの一部がかたくなになったのは、異 邦人の満ちる時が来るまでのことであり、こうして全イスラエ ルが救われることになるのです。」ローマ人への手紙11 章25, 26 節(共同訳)

パウロは、このイスラエルの救いについて書いている最後の ところで、「この奥義を伝えよう」(共同訳では秘義)と言って いる。ここでの奥義とは、イスラエルの人々がイエス・キリスト を拒んでいるのは、異邦人での救いが完成するまでで、異邦人 で救われる人の数が満ちた時に、「全イスラエル」が救われると いうことである。口語訳では「イスラエル人はすべて救われる であろう」とある。 イスラエル人のつまずきが、異邦人の救い へとつながっているという神のミステリー(奥義。秘義)なの だ。

この11章でこの神の働きの不思議さが2つの例を通じて述べ られている。

一つは「神の恵みにより残された者」を通じて神 の救いの働きがなされ続けているということである。 旧約聖書でエリヤは「私が一人残された!」と叫んだが、そうで はなくて、「バアル偶像礼拝にひざをかがめない七千人」が残 されていたのだ。

もう一つは、オリーブの接ぎ木の譬えである。 最後に「全イスラエル救われる」「イスラエルはすべて救われ る」という約束はどういうことであろうか。 これは、パウロの希望であり、比喩的な表現であるという解 釈もある。しかし、この約束はパウロを通じてあらわさえた「神 の奥義・秘義」であり、私たちのこれからの歴史で行われるとこ ろの神のご計画の約束であることを確信する者でありたい。「神 の賜物と召しとは、変えられることがない」29 節からである。