礼拝説教「ヨセフへのクリスマス」2020年12月13日

今日は、「ヨセフへのクリスマス」という題でメッセージをさせて頂きます。
マリア(口語訳ではマリヤ)に関する絵画や歌は多くあります。倉敷大原美術館にあるエルグレコの「受胎告知」は天使からのマリアへの御告げを受けた絵です。ヨセフの絵や歌は少ないのです。しかし、マタイによる福音書では主イエス誕生の次第がヨセフを通じての出来事として描かれています。
婚約者であるマリアが妊娠してしまった。そのことをマリアから聞いたヨセフは思い悩んだでしょう。マリアを愛していたので、さらし者にされないように「ひそかに離縁しよう」と決心したのです。その時に「夢で」天使を通じて驚きのお告げを受けるのです。「マリアを妻として迎えなさい。胎に宿っているのは聖霊によるのである。その名をイエスと名づけなさい」というものでした。ヨセフは自分の正しさ、常識ではなくて、天使を通じてのメッセージを神さまからのものとして受け止めたのです。
ヨセフに与えられたクリスマスでの働きは、生まれてくる子を「イエス」と名づけることでした。イエスという名は珍しくなく、旧約聖書では「ヨシュア」という名前で、「(主は)救い」という意味です。
私たちは、「イエス様のお名前によって」祈ります。イエスという名前そのものに呪文的な力があるわけではありません。「イエス」は歴史上のお方で、十字架の上で私たちの罪をゆる
し、復活されて「永遠のいのち」を与えてくださったお方です。
この「イエス」の名によって祈り、歩む時に、インマヌエル(神が共にいてくださる)という約束が実現するのです。
「イエス様ありがとうございます」と大変な時にこそ祈りましょう。インマヌエルのクリスマスが与えられるのです。