礼拝説教「再び嵐の中で」2020年10月18日

今日の説教題は「再び嵐の中で」というものです。最初の嵐は、主イエスと弟子たちが対岸のガダラ人伝道への旅行で起こったのです。この時は、主イエスも一緒に舟にのっておられたのですが、マタイ 14 章での嵐は事情が違います。

「<しいて>弟子たちを舟に乗り込ませ、向こう岸へ先におやりになった。」とあります。主イエスは、一人になり、主ご自身が祈るためであったのです。弟子たちは、自分たちだけで舟にのって向こう岸に向かわされたのです。この舟の中で弟子たちに対する訓練されるためであったでしょう。

ガリラヤ湖は海抜-213mで淡水湖としては世界で一番低く、よく嵐に襲われたのです。私たちの生活でも嵐に襲われる時がないでょうか。嵐の中で苦しんでいる弟子たちの舟に、主イエスは明け方 4 時頃近づかれたのです。最初は「幽霊だ」と恐怖の叫び声があがりました。その時に主イエスは「「しっかりするのだ、わたしである。恐れることはない」と弟子たちに声をかけられたのです。

その時にペテロはどんな反応をしたでしょうか。「主よ、あなたでしたか。では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」 そうして舟からおり、主イエスのいるところに歩き始めたのですが、風を見て、溺れかけてしまったのです。

この行動をどのように思われるでしょうか。「はじめから止めとけばよかったのでは?」と思うかもしれません。しかし、これに続く主イエスとペテロのやりとりは、私たちの生活での失敗と回復の道を教えているのではないかと思います。失敗と恐れの中で、「主よ、助けてください」と叫んでいいのです。失敗と恐れの原因は、主イエスの約束がどこかに行ってしまい、風を見てしまい、恐れの渦に巻き込まれてしまうのです。

わたしたちにはどんな嵐や恐れがあるでしょうか。その中でも「おいでなさい」という約束を聞き続けるのです。