礼拝説教「十字架への天からの声」2020年11月08日

彼がまだ話し終えないうちに、たちまち、輝く雲が彼らをおおい、そして雲の中から声がした、「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。これに聞け」(マタイ 17 章5 節)

主イエスが天上からのこのような声を聞かれたのは、ここが最初ではありません。宣教を開始される前に、バプテスマのヨハネから洗礼をうけられた時です。
また天から声があって言った、「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。(マタイ 3 章17 節)
罪のないお方、主イエスは洗礼を受ける必要はなかったはずですが、洗礼を志願されたのです。
今日の場面はどのような時であったでしょうか。主イエスの弟子のペテロが「あなたこそ神の子キリストです」という信仰の告白をし、主イエスがペテロの信仰告白の上に「わたしの教会を建てる」という約束をされた後の出来事から六日たった時です。
主イエスと弟子たちが 高い山に登られたとあります。ヘルモン山であると思われます。その山で、主イエスの姿が変わられたのです。「主イエスの変貌(へんぼう)」と言われるとことです。
「変貌」はアニメや映画によく出てくる「変身」(トランスフォーム)ではありません。主イエスが「その姿が変り、輝かれた」という変貌は、主イエスがこの地上の来られる前にもっておられた輝きそのものではなかったのではないかと思われます。
ここで、何と旧約聖書のモーセとエリヤが登場します。ルカの福音書では「イエスがエルサレムで遂げようとする最後のことについて話していたのである」とあります。
洗礼の時の天から声。これはこの時からの宣教のためです。この変貌のときの天からの声。これは十字架へと向かわれる主イエスへのエール(声援)と言ってはいけないかもしれませんが、大きな確証となったのではないでしょうか。
そうしてこの「天からの声」は私達への語りかけでもあります。それはどんなことでしょうか。」