礼拝説教「天の御国の種まき」2020年09月20日

マタイによる福音書には5つの説教集があります。最初は5章の「さいわいなるかな。心の貧しい者」という山上の説教です。

第二は 10 章での「弟子になる者への説教」で「わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。」とあります。

第三が今日の聖書箇所で 13 章です。「ところが、大ぜいの群衆がみもとに集まったので、イエスは舟に乗ってすわられ、群衆はみな岸に立っていた。イエスは譬で多くの事を語り、こう言われた」2,3 節ここで主イエスは、山の上ではなくて舟の中から群衆へ説教されます。その特色は「譬(たとえ」で語られていることです。今日の聖書箇所では「見よ、種まきが種をまきに出て行った。」とありますように、世界中のだれが聞いてもわかり、心の中に情況が浮かびあがってくるのです。

今日本での田植えは「田植え機」でのものがほとんどではないでしょうか。種まきと刈り取りという「譬えを」を通じてわたしたちに何を教えてるのでしょうか。
マタイでは「天国」ということばが沢山出てきます。他の福音書では「神の国」ということばで、「神の恵みの支配」と表現できるからです。
その「神の恵みの支配」が「種まき」に譬えられているのです。そうしてこの「種」とは聖書の約束のことば、すなわち「御言(みことば)です。
この譬えは単純なものであると同時に「天国の奥義」をも語られています。11 節これは主イエスに従った弟子たちに、神さまの不思議なミステリアスな物語また出来事となってくるのです。