礼拝説教「弟子たちの任命(ミッション)」2020年08月16日
そして弟子たちに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。 だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい」。マタイ9章37,38節
主イエスはガリラヤで伝道を始められた。ガリラヤ湖のほとりを歩いていたとき漁師であったペテロとその兄弟アンデレに「わたしについて来なさい。あなたを人間をとる(救う)漁師にしてあげようと」言われた。同じく漁師であったゼベダイの子ヤコブとヨハネが主イエスの弟子となった。
マタイ5章18節以下
そうして山の上での説教、嵐の中で向こう岸への旅路を終えて、伝道の根拠地となったカペナウムで収税人であったマタイにも「わたしについてきなさい」と言われた。マタイは神の賜物という意味で主イエスの弟子となり、マタイの福音書を書くに至った。
マタイ9章の最後には、このガリラヤでの伝道のまとめが書かれてあり、次の3つのことが書かれてある。
1 主イエスが多くの人たちが「飼うもののない羊のように弱り果てている」のをご覧になり、深くあわれまれた。
2 「収穫は多い」という約束。
3 収穫されるのは主(しゅ)であり、この主に働き人を送り出して頂けるようにとの勧め。
マタイ10章では、主イエスの12弟子の名前が確認されて書かれてあり、実際に伝道実習に派遣されるのである。 ここではまだユダヤ人だけに伝道する限定伝道の旅であった。
この伝道旅行に弟子たちは、持っていくべきものと持たないようにといわれているものがある。それを今日メッセージさせて頂きたい。