「福音の風」 (5/14 小林光生牧師 ) をアップしました2017年05月14日

福音の風 小林光生牧師
 1517年、今から500年前。今のドイツ。当時は神聖ローマ帝国のヴィテンベルグの教会にマルチン・ルターにある紙を貼りだした。(書簡として送付されたとも言われているが)「何によって私たちはすくわれるか」ということについての重要な質問状であった。
私が学生時代には中世のカトリック信仰では「免罪符」を買えば、罪から免れて救われるという間違った教えがあり、それをルターが改革したというように教えられた記憶がある。
 「免罪符」と翻訳されてきたラテン語は、「罪を免ずる」という意味ではなくて、「煉獄の霊魂の罪の償いが行える」という意味の言葉であり、「免罪符」ではなくて、「贖宥状(しょくゆうじょう)というべきであるとなった。宥(なだ)めるは、「ゆるやかにする・寛大に処する」という意味である。
 そこで、贖宥状というのは「罪のゆるし」を与えるのではなく、ゆるしを得た後に課せられる罪の償いを軽減するためであったということだ。
 しかし、「贖宥状を購入してコインが箱にチャリンと音を立てて入ると霊魂が天国へ飛び上がる」というような宣伝がなされたようだ。こうなると「免罪符」の意味合いを感じてしまう。
 マルティン・ルターの「信仰によってのみ救われる」という確信は、新約聖書のローマ人への手紙の「義人は信仰によって生きる」という所から与えられたものであり、聖書本来の救いに立ち返ったのであった。